日経225指数は23日、赤い盤面で取引を開始しましたが、日本銀行（BOJ）の総裁発言によって円が上昇し、日経指数が早期に下落しました。しかし、午前の取引（日本時間午前11時30分以降）が始まると日経指数は200ポイント以上の上昇を記録しましたが、市場が今夜のアメリカ連邦準備制度理事会（Fed）議長のスピーチを待つ間、日経指数の上昇は抑えられました。最終的に日経225指数は0.40%上昇し、153.26ポイント増の38,364.27ポイントで取引を終了しました。これは3週間ぶりの収盤新高水準です（7月31日以来）。

日本銀行総裁の植田和男氏は23日に、「基本姿勢」を維持し、経済・物価の予測が実現すれば、金融緩和の程度を調整する意向を示しました。

東証株価指数（TOPIX）は最終的に0.50%上昇（13.32ポイント増）し、2,684.72ポイントで終了しました。これも2営業日連続の上昇です。

東証Prime市場では本日、948銘柄が上昇し、641銘柄が下落、55銘柄が横ばいとなりました。本日の東証Prime市場の取引額は3兆4,008億円で、連続163営業日にわたり3兆円超の活発な取引が続いています。

業種別のパフォーマンスでは、33業種中29業種が上昇しました。その中で、その他金融業が最も大きな上昇幅を示し、次いで精密機械、建設業、証券/商品先物が続きました。

MoneyDJ XQグローバルウィナーシステムの見積もりによると、23日の日本株式市場終了時点（日本時間14:00）で、円相場は対ドルで0.48%上昇し145.63円で取引を終えました。22日は円相場が0.77%下落し、5営業日ぶりの下落となりました。

日本の半導体関連株は大幅に下落しました。半導体装置大手の東京威力科創（TEL）は2.52%下落、テスト装置メーカーのアドバンテスト（Advantest）は3.41%大幅下落、EUV（極紫外線）光罩検査機器メーカーのLasertecは3.09%大幅下落、成膜装置メーカーのKOKUSAIは2.57%下落しました。

鴻海の投資先であるシャープの株価が近く7%上昇しました。日本の通信会社ソフトバンクがシャープに1,000億円の出資を検討しているとの報道があります。

編集者のまとめ：

日経225指数は、日本銀行総裁の発言による円高の影響で一時下落しましたが、その後の取引で上昇し、3週間ぶりの高水準に達しました。半導体関連株の大幅な下落と円相場の変動は、マーケットの不確実性を示しており、今後の動向には注意が必要です。

Tips：

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