米連邦準備制度(Fed)議長のパウエルが利下げを示唆したことにより、円が上昇し、日本の半導体関連株や輸出関連株が下落したため、日経225指数は26日に低調なスタートを切り、一時500ポイント以上の大幅下落を見せました。最終的に日経225指数は0.66%下落し、254.05ポイント減の38,110.22ポイントで取引を終了しました。これにより、2日間の上昇トレンドが終わりました。
東証株価指数(TOPIX)は最終的に0.87%下落(23.31ポイント減)、2,661.41ポイントで終了し、3営業日ぶりの下落となりました。
東証Prime市場では、本日772銘柄が上昇、829銘柄が下落、43銘柄が横ばいでした。本日の東証Prime市場の取引額は3兆3,219億円で、連続164営業日にわたり、3兆円超の活発な取引が続いています。
業種別のパフォーマンスでは、33業種中12業種が上昇しました。その中で、紙・パルプ業種の上昇幅が最も大きく、次いで航空業、不動産業、水産・農林業が続きました。
MoneyDJ XQグローバルウィナーシステムの見積もりによると、26日の日本株式市場終了時点(日本時間14:00)で、円相場は対ドルで0.24%上昇し、143.98円で取引を終えました。円相場は、23日に1.37%急騰し、3営業日ぶりの上昇となりました。
日本の輸出関連株は大幅に下落しました。トヨタ自動車は3.15%下落、日産自動車は4.30%暴落、ホンダは2.79%下落しました。
日本の半導体関連株も重く下落しました。半導体装置大手の東京威力科創(TEL)は2.43%下落、テスト装置メーカーのアドバンテスト(Advantest)は2.51%大幅下落、ウェーハ切断機メーカーのDISCOは1.60%下落しました。
鴻海が出資するシャープは2.52%下落しました。シャープは7月の日本のスマートフォン販売でGoogleを超え、15ヶ月ぶりに日本のAndroid市場でトップに立ちました。
観光客の消費が増加し、1-7月の日本百貨店の免税売上高が1.5倍に増加し、歴史的な新高記録を達成し、2023年全体の売上を超えました。しかし、日本の百貨店の株価はこれに反応せず、高島屋は1.32%下落、三越伊勢丹HDは6.44%暴落しました。
編集者のまとめ:
日経225指数は、米連邦準備制度の利下げ示唆と円高の影響で大幅に下落し、2日間の上昇を終えました。日本の半導体関連株や輸出関連株の下落は、金融政策や国際経済状況への敏感さを示しています。観光客の消費が増加しているにも関わらず、百貨店業界の株価は圧力を受けており、投資家は今後の政策変動と市場への影響に注意する必要があります。
Tips:
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