日経225指数は28日、低調に始まりましたが、半導体関連株の上昇により日経指数はプラスに転じました。しかし、市場はNVIDIAの決算発表を待っているため、日経指数の上昇は制限されました。最終的には0.22%上昇し、83.14ポイント増の38,371.76ポイントで取引を終了しました。これにより、2営業日連続の上昇となり、約1か月ぶりの（7月31日以来）収盤新高水準に達しました。

東証株価指数（TOPIX）は最終的に0.42%上昇（11.32ポイント増）、2,692.12ポイントで終了し、2営業日連続の上昇となりました。

東証Prime市場では、598銘柄が上昇、989銘柄が下落、57銘柄が横ばいでした。東証Prime市場の取引額は3兆2,680億円で、連続166営業日にわたり、3兆円超の取引が続いています。

業種別のパフォーマンスでは、33業種中、16業種が上昇しました。その中で、輸送用機器業種の上昇幅が最も大きく、次いで電機業、保険業、医薬品業が続きました。

MoneyDJ XQグローバルウィナーシステムの見積もりによると、28日の日本株式市場終了時点（日本時間14:00）で、円相場は対ドルで0.28%下落し、144.36円で取引を終えました。円相場は27日に0.37%上昇し、3営業日ぶりの上昇となりました。

トヨタ自動車は3.88%上昇しました。トヨタとBMWが燃料電池車（FCV）分野での協力を拡大するという報道があり、トヨタはBMWに対して燃料電池などの水素関連の重要部品を全面的に供給することになりました。

日本の半導体関連株は上昇しました。テスト装置メーカーのアドバンテスト（Advantest）は4.18%上昇、ウェーハ切断機メーカーのDISCOは1.44%上昇、半導体装置メーカーのScreen Holdingsは2.02%上昇しました。日本の半導体装置の売上は好調で、今年（1-7月）の売上額は同期の歴史的最高記録を達成しました。

日本メディアKabutanによると、アドバンテストとトヨタの今日の上昇幅は、日経225指数にそれぞれ66.95ポイント、16.75ポイントの上昇寄与度をもたらし、日経指数の成分株の中で1位と2位の貢献度となっています。

Sonyは2.29%上昇しました。半導体価格の影響でしょうか、Sonyは日本でPS5の価格を3度目の値上げ、20%の値上げを発表しました。

Sharpは0.26%上昇しました。交換需要の増加により、7月の日本のPC出荷量が約4割増加し、3年ぶりの最大増幅を記録しました。

編集者のまとめ：

日経225指数は半導体関連株の上昇により回復し、2営業日連続の上昇となりましたが、NVIDIAの決算発表を控えた市場の動きは制限されています。トヨタとBMWの協力拡大や、Sonyの価格改定など、業界の動向も注目されています。今後の市場動向に注意が必要です。

Tips：

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